ゴルフは自然の中で行うスポーツですから、常に環境も変わります。
その中でも特に影響が大きなものとして風があります。
それだけに打ちっ放しで練習をするときには、風の状態を意識して練習をすると良いでしょう。
打ちっ放しで風の状態と戦う方法としては、最初は風を意識せずに普段通りに打つのがポイントになります。
実際にコースを回るときには、スコアがありますから一打目から風を意識したプレーをしなければなりませんが、打ちっ放しであれば、ボールが思わぬところに飛んでいってもペナルティはありません。
下手に余計なことを考えてフォームを崩してしまうよりは、最初は普段どおりに打ってみて球がどのような変化をするのかをチェックするところからはじめてみると修正もしやすくなるということです。
ここで大事なのは風の影響は気にせずに打ちますが、風の方向や状態は意識しておく必要があります。
その点を意識して置かなければ、普段と何が違うのかに気づくことができず、修正をしていくこともできませんから状態はしっかりと抑えておくようにしましょう。
追い風なのか向かい風なのか、右から左にあるいは左から右に吹いているのかを確認した上で普段どおり打ち始めます。
ある程度打った後に風の影響がどの程度あるのかをつかめたら、少しずつ風に対応をしたスイングに調整をしていくと良いでしょう。
今度は先ほどと違って、しっかりと風の影響を意識して打つことです。
意識して考えることで適切な対策法が見えてきますから、単純にいつもより右に打てばいい、低めに打てばいいと考えるのではなく、できる限り風を読んで打って見るようにしましょう。
そして、もう一つ覚えておきたいこととして、風のある時に無理に練習をする必要はないということです。
コースに出れば状況は常に変化をしていて自分の得意な条件ばかりとは限りません。
だからこそ打ちっ放しで苦手な状況にも対応をできるように練習をするわけですが、あまりに苦手な状況で練習をしてフォームを崩してしまっては元も子もありません。
対応ができそうにない、しっくり来なくて調子を崩しそうだと思ったら休んでしまうのも一つの手になります。
実際に帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスも背中の方から風が吹いてくるときには練習をしないと言う逸話もあるので、休むことは必ずしも悪いことではないと心に留めておくと良いでしょう。
これらの点を踏まえながら風の状態と上手く戦って打ちっ放しをすれば、ゴルフは更に楽しくなります。