ゴルフの4大メジャーにおいて唯一毎年同じコースで開催されていて、日本でも一番人気のあるトーナメントがマスターズウィークといえます。このマスターズウィークの舞台となるのが、オーガスタ・ナショナルゴルフクラブと言えるでしょう。このオーガスタナショナル・ゴルフクラブは、全米において、世界で一番贅沢なコースとも言われています。なぜこのように言われているのか、その理由について把握しておきましょう。

最も美しいゴルフコース:オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ

贅沢といってもその定義は人により様々ですが、コースが美しい、戦略性が高い、メンバー数が少ないなど、様々なものが挙げられます。しかしそのようなゴルフコースは世界中で探せばたくさんあるのが実情です。そのような中でも、世界一贅沢となれば、やはりアメリカジョージア州にある、オーガスタナショナルなのです。なぜ世界一贅沢なのかと言うと、コースの美しさや戦略性の高さ、コースコンディションの良さに関しては、周知の事実です。1番の理由は1年のうち10ヵ月間はクローズしている事と言えるでしょう。オーガスタナショナルは、4月のマスターズが終わると、なんと5月の初めにはクローズしてしまうのです。アメリカ南部のジョージア州においては、夏は猛暑に見舞われます。この猛暑の時期には出来る限り芝を休ませて、張り替えを行う、コースのレイアウトを変えるなどして、翌年に備えて多くのコースの改修に取り組みます。そしてオーガスタがオープンするのが10月1日なのです。とは言えプレイを楽しむことができるのは11月の終わりまでです。12月からは再びクローズしてしまい、マスターズに向けて最終準備が行われます。

10ヵ月間も整備に時間をかけることから、非常にぜいたくなコースではあることがわかります。時間とお金をかけて整備されたコースで行われるマスターズも、世界一贅沢なトーナメントとも言えるでしょう。オーガスタのメンバー数は、全部で約350人ほどとされています。年会費は年間の経費の不足分を会員数で割った金額だとされているのです。2カ月間しか実質オープンしていないのにもかかわらず、コースの整備にはたっぷりと時間とお金を使っているので、年会費に関してもかなり高額であることが予想されるでしょう。とは言えマスターズ・トーナメントの収入が莫大であることから、それほどの金額にはならないと思う言われています。ゴルフに携わっている人であれば、いつかはこの世界で一番ぜいたくなコース、世界で最も美しいとも言われる場所でプレイしたいと思うはずです。