ゴルフが上達したいというのは、多くの人の願いです。どんなスポーツも道具の良しあしはプレイの結果を左右します。では高価なパターを買う事には意味があるでしょうか。

高いパターとそうでないものの違いは、材質と設計です。良い材質が使われていればいるほど、それだけ値段は高くなります。反対に廉価な材質で使用されているものは、成績にも大きく影響を及ぼすでしょう。とはいえ、ある程度のレベルに達しているものであれば、大きな違いが生まれることはありません。それは弘法筆を選ばずということわざの通りです。基本的な技能が一定しているのであれば、高価なギアにこだわる必要はありません。ゴルフにおいて良い道具を使うことの最大の益は、プレイがしやすいということです。使いやすく、にぎりやすいので力を思いっきりだせるはずです。また余分な力をカットしてくれる構造のものもあります。

腕がよければギアの値段は関係ありません。そうはいっても、市場には非常に高価なパターが出回っています。つい、こんなに高いものを使えば、自分ももっとスコアを伸ばせるのではと期待するのも当然です。本当にそのような効果が出るかどうかは、全く同じ条件で繰り返しプレイすることで検証できます。相場価格よりも、かなり下回るような道具を使うのでない限り適正価格内であれば問題ありません。とはいえ五万円というのは、決して高い方ではありません。一本だけ買うのであれば、一般的なのサラリーマンにとってそれほど高額ではないはずです。

上達のためにわざと高価なパターを買うというケースもあります。高い方が集中してもっと頑張るという期待を込めています。その人の性格によっては、そうした方法が効果的かもしれません。しかしほとんどの人は、値段のことなどすぐに忘れてしまいます。強い動機付けが欲しいなら他の方法が一層効果的でしょう。高い道具を買う事に価値があるかどうかを決めるのは、様々な要素が関係しています。たとえば使用頻度や得られる事柄などです。一年に何度ゴルフに行っているか、今後人生で何度行くかという事も計算します。それにより五万円の投資が無駄か、価値があるかがわかるでしょう。

いずれにしても家族に内緒で買うのは、トラブルのもとです。自分のお金で買うにしても、一言相談することは必要です。たとえば五万円は大した額ではないと考えるかもしれません。二人家族の一ヶ月の平均食費に近い額です。